海外農業研修茨城での日本国内研修編!
*感覚としては1か月ほどに感じた。
2017年の11月上旬、(農業インターン本番前の研修)茨城県日本農業実践学園へ約2週間行ってきました。
いきなり見ず知らずの人たちと暮らす2週間は刺激的でした。
いま振り返りあの講習を一言でいうのであれば、効率度外視精神修行といわせていただきたいですね。
大雑把にまとめるとこの講習の目的は精神力、体力、語学力の三つの力を鍛えるという目的です。
この2週間で主に行ったことは、
1、語学の勉強(朝早起き、睡眠不足、筋トレ後勉強、爆睡)
*発音練習のみ、身になった
2、筋肉トレーニング(超回復、ガン無視)
*筋トレ歴1年ほどでDEADLIFT 170kgあげた僕にとっては拷問でした
3、精神トレーニング(睡眠、食事、寒い、共同生活、ハイキング)
*精神論ばっかいう人は好きではありません。
4、その他、将来設計、ベッドメイキング練習などなど(将来どうするかなど)
今回はこの日本国内での事前講習について、この4つに分けて感じたことなども書きつつ詳しく書いていこうと思います。
*みんなで山登りした時の写真、ご存知の通り真ん中で輝いているのが自分です。
*隣は輝きそびれた友人です
クラス別の英語レッスン
アメリカに行くという事でやはり、コミュニケーションが取れないようじゃ話になりません。なのでこの講習でも英語を勉強しました。
クラスはA、B、Cの3つに分けられました。
*このクラス分けは一番最初の面接時のテストを参考
クラスのみんなと美しい先生
この講習のAで行った授業の内容としては、主に、
*いうまでもなくAでした。
1、発音(フォニックス)、
2、対話(同期と会話形式の練習)
3、スピーチ(みんなの前で発表、質問)
発音練習ここではほぼ毎日一時間ほど発音の練習をしました。
特に英語に合って日本語にない発音など
今アメリカにきて約9か月ですが、発音、イントネーションの大事さをひしひしと感じます。
なのでここで少しでも発音矯正をしといてよかったと思います。
次にスピーチの授業ですが、研修の中で一番面白い内容であったといっても過言ではありません。
ひとりひとりお題について自分の意見や、自分の事について話すのですが、ここでは文を作る勉強にもなるし、人前で発表する練習にもなるのでとても有意義な授業であったと思います。なおかつひとりひとりの発表の後にみんなで質問をする時間がるのですが、皆授業関係なくプライベートな質問をしていて、そういうのもあってすぐに仲良くなれたような気がします。
そしてクラス別以外でも全員でやるテストもあり、農業用単語など、会話のフレーズを丸々暗記しなくてはいけません。
(講習中に何度も小テストあり)
丸暗記なので違う言い回しなどを使うと✖にされるという、少し意味を問いたくなるようなテストでした。
そしてこちらが歴代のOB達も皆学んできたであろう本、
通称 BLUE BOOK
*昔につくられたので今では使わない表現などが多く載っています。
例えば Let’s go Dutch 意味 割り勘にしよう
オランダ人がケチだというところから言われるようになったらしいが軽い軽蔑も含まれているので使わないほうが良い。
だがそういう表現もこの本には入ってしまっているため、早く更新されることと、ともに、この言葉をつかって研修生がオランダ人と問題にならないこと祈ります。
筋肉・精神トレーニング
もちろんアメリカで働く僕たちに、次に必要なのは、屈強な精神と肉体
こちらではもちろん自分たちは外国人にあたるのでもちろん差別されることもあります。
実際にカレッジ生活中のフィールドトリップで暴言を吐かれたことなどもあります。
気にしてたらきりがありませんが、精神をきたえておくことは十分に意味があると思います。
そして屈強な肉体には屈強な精神が宿るので、まずは筋トレです。
全ての根源といってもまったく過言ではありません。
筋トレ=屈強な肉体=屈強な精神
*言わずもがな、成り立ちます
この研修の鍛え方は、おおまかにわけて二種類ある筋肉のうちの1つ
遅筋(赤筋)の強化
わかりやすく筋トレに興味がない人に言うと、ウェイトトレーニングなどではなくランニングなどの持久力の強化です。(マッチョになりたい人にはいらない)
そして行ったメニューはこちら↓
ひたすらランニング
ひたすらジャンプ
ひたすら腕立て(自重)
ひたすら腹筋(自重)
ひたすら背筋(自重)
おおざっぱに言うとこんな感じです。言葉に表すと簡単そうに聞こえますが人生において何十分もただたんにジャンプなんてしたことがなかった僕にとってはいい思い出になりました。
しかしただ単にしんどかったのをおぼえています。
そしてなおかつ最初に効率が悪いといったのも朝起きてごはんも食べず、すぐに筋トレを朝の5時半ごろから行うからです。
なんにも変えるものがない状態(エネルギー不足)での筋トレ自分はこう名付けます。
パラドックス筋トレ
そして筋トレのあとにごはんなのですがとても量は満足のいくものではなかったですが、一番の調味料空腹を得た自分たちに、ご飯は幸せな気持ちにさせてくれました。そして一汁一菜で十分であるという気持ちも与えてくれました。
空腹という名の調味料
1汁1菜
そして最後らへんにはさすがに飽きると悟ってくれた協会側も変化球を用意してくれてハイキングを計画してくれました。だがこれまた、言うまでもなく地獄でした。 (往復40KM)
帰ってくるなりみんなで足のたこを見合ったのを今でも覚えています。
*途中、この時はまだ皆余裕の面持ち
その他
その他にもこの講習内では
・この研修の概要の説明
・渡航にかかわる書類作成
・農場の面接
・OB・OGの方のお話を聞けたり
・事業計画を立てたり(ゲーム形式いくら投資してもらえるか)
*ちなみに自分は30人中8位という中途半端な順位に
・ベッドメイキング
ちなみに、タグの向き、置く順番、畳む向き、畳み方、なにからなにまで揃え綺麗にしないと罰を与えられます。
ベッドメイキングが習慣にない僕にとっては少し大変でしたが、こっちではベッドメイキングは普通にするので、この練習はしといてよかったと思います。(少し極端すぎるが)
最後に
最後に、この講習ではほかにもここに書こうとするときりがないほどの思い出があります。
お湯が出なくて水で洗ったり(真冬)、そんなにろ過されてない皆が入った出汁で体を流したり(水か出汁の究極の2択)真冬なのにヒーターがなかったり。
ここまで講習について結構なだめだし(驚きのあまり)をしてきたが今振り返ってみると、
当たり前のことだと思っているお前の感覚は違うんだ!
ていうことをこの講習では教えたかったのかなと感じます。
実際今現在(2018年12月30日夜9時ごろ)今年も終わろうとするころですが、アメリカに来て勉強して仕事して、学ぶことは多くありました。そしていろいろと自分が思っていた、普通は普通じゃない、常識は常識じゃないんだと思うことがなかでも多くありました。
そして、それに気づけただけでもこの研修の意味は大いにあると感じました。
最後に自分の好きな格言を一つ
Common sense is the collection of prejudices acquired by age 18
Albert Einstein
よいお年を!